ブログ
BLOG
今どきの・・
先週の日曜日、ワタシもカミさんも2時間ほど店を空けることになった。
普段は日曜日が休日のスタッフ・藤田に頼んで、その時間に店番をしてもらった。
フジタの奥さんが日曜日仕事だったので、フジタの子ども、シュート君とアカリちゃんも来て一緒に店番をしてくれた。
ふたりは玄関の左右に立ち、〝いらっしゃいませ係〟をするのだと張り切っていた。

まだお客様のいない店内を珍しそうに探検していたふたりは、あるものを発見し
「・・・こわい・・・」
と言った。
コレです。

インドネシアのジャワ島で、結婚するときに当事者に贈られる夫婦人形。
形や大きさなど様々なのもがあるが、時々アンティークマーケット(ガラクタ市場)で売られている。
いつコレを買ったのか憶えていないがもう10年以上前のことだと思う。
この人形、お世辞にもかわいい顔をしているとは言えないので、6歳と3歳の子どもが「こわい」というのはわかる。
「この人形ね、夜中になるとしゃべるんだよ」
「えーっ!ホント?!」
アカリは完全にコワがってるが、シュートは怖さ半分、興味半分で話に乗ってくる。
「ねえ、ホントなの?」
「ホントだよ。それからね、どうも夜中に動いているらしいんだ」
「マジで!!」
「今度ここに布団敷いて、寝て、観察してみよう」
「みんなで?」
「いや、シュートひとりで」
「絶対ヤダ。みんなと一緒だったらいい・・・」
怖いもの見たさというのか、相当興味を魅かれている様子だった。
人形のしゃべる声色だとか、なぜ人形が動いたのをわかったのかはこんなことがあったんだ、とかそんなことを話しているうちに私が出かける時間になった。
2時間ほどでワタシは店に戻り、フジタ一家は帰っていった。
帰り際、バイバイをした後にシュートが言った。
「ねえ、動画とっといて」
「動画?」
「うん、人形が動くところ、動画とっといて」
今どきの子どものセリフです。