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『日帰りサウナ、行ってきました~』
9月8日にOPENした『神音ステイ』。
森を眺めながらサウナに入れ、そのまま宿泊もできる。
宿泊できるのは2部屋。
築100年の蔵を改装した「啓蟄(けいちつ)」と、納屋を改装した「白露(はくろ)」。
そして、サウナは日帰りでも楽しめるとのことなのでさっそく「あした空いてますか~」とメッセすると空いてます、とのご返事が。
月曜の10時に予約して、カミさんと行ってきた。
のと里山海道の千里浜ICで降りて、神子原までの下道を走っているとその日はツール・ド・のとの最終日。
「先導中」の幕をつけた車の後から走る何十台の自転車とすれ違う。
10時過ぎに到着。

もうサウナは熱々、水風呂はキンキンに準備されていた。
カフェの仕込みもあるだろうに忙しいだろうなぁ…
カフェのオーナー・武藤さんに丁寧な説明を受けた後、蔵の宿泊施設『啓蟄』の1階で水着に着替えて、まずシャワー。

それから屋外に設置された樽型のバレルサウナへ。
サウナの中から森が見える。

サウナは70~80℃の保たれている。
この温度は希望があれば低くも高くもできるそう。
この日、午後1時からも予約が入っていて、その方は我々のようなサウナ初心者ではなく、サウナ好きのバリバリの〝サウナー〟の方らしく、温度は90℃をご指定されているとか。
薪ストーブの周りに熱せられた石が金網に巻かれ、それに柄杓で水をかけるとジュ~!という音とともに蒸気が上がる。
サウナの中でタオルをぶんぶん回すと、たちまち熱気に包まれる。
スーパー銭湯のドライサウナと違って、70~80℃の温度でもダクダクと汗が流れる。

10分ほどサウナに入って水風呂へ。
水風呂はキンキンに冷えたものと常温のものがある。
カミさんは常温へ、私はキンキンへ。

く~!キクなぁ~!
ハアァァぁ~と息を吐き、水風呂から上を見上げると、木々の隙間から見える青空と、聞こえてくるのは夏の終わりのセミの声。
解放感ハンパない。
水風呂から出て、デッキを歩いて一段上の木陰へ。
リクライニングできる椅子に横たわり、目をつぶる。
さっきカミさんとこのリクライニングチェアを見たときは、本でも持ってくればよかったね、なんて言ってたけど本なぞ読まない方が正解。

セミの声に交じり、秋の虫の声も聞こえる。
身も心もリラックスできる。
この日はこれを3セット。
心地の良い疲労感に包まれる。
身体からパラパラと殻がはがれるような、そんな感覚を覚える。
これがととのう、っていうのかわからないけどまた来たいな。
そして不思議なのがここから。
サウナに入って汗かいて、冷たいビールを飲んだらうまいだろうなと、クーラーボックスに缶ビールを入れて持ってきたけど、なぜか飲みたいという気分にならなかった。
ビール飲まなくても爽快だったのです。
普段の酒飲みの私を知っている人はビックリするでしょうけど、私自身もビックリしたのです。
神音ステイの日帰りサウナは4人まで2時間税込み1万円。
この「2時間」、最初はちょっと忙しいかなって思ったけど、十分。
ちなみに我々は3セット入って、のんびりととのえて、そろそろ上がろうかという時点で1時間半だった。
帰りの車の中でカミさんが言った。
「なんか、ちょっとした旅行気分だね。」