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リクエスト
毎年、お盆期間中は営業するつばきや。
今年も、ヒマな日もあったが案の定、昨日は大忙しだった。
そして今日、8月19日から22日まで4日間の夏休みです。
今月は月末に商品が入荷するので、それまでに帰って来なければならない。
時間が無いのでバリには寄らず直接ジャワへ。
ジャワのドライバー、デニさんは大の日本好きです。
テンノーの住んでいる城はショーグン・トクガワの城だった。
ネツケ(根付)はいくら位するのか。
セイコーとカシオはどちらが高いのか。
街を走っている日本車を見ると「アレは日本でも走っているか?」
なぜこんな質問をするかというとインドネシアで最もポピュラーなファミリーカー、トヨタの『キジャン』は日本で売られていないから。
以前はヒトミ先生という日本の女性がやっていた日本語教室に、少しだけ通っていたことがあるデニさん。
しかし、ヒトミ先生がご実家の事情で日本に帰ってしまったので、簡単なあいさつ程度の言葉しかしゃべれない。
ジャワでは会話の最後に、たとえば朝の会話なら最後に「スラマッパギ(おはようございます)」と言うことがある。
だから彼も
「トシ、今日は何時に迎えに行ったらいい?わかった。では9時にホテルのロビーで待ってます。オハヨーゴザザイマスー。」
と言って電話を切る。
日本好きのデニさんは日本のモノを欲しがる。
毎回こういうものを買ってきてほしい、というリクエストがある。
金は自分で払う、と言う。
ある時はセイコーの腕時計。予算は100万ルピア(約1万円)だった。
中古でいいといった。
さいわい我が家の近くには大きなリサイクルショップが3軒ある。
が、予算内の物でセイコーはなかなかない。
何回か見に行ってやっと見つけた。7980円。
保証書には3か月前の販売店のスタンプが押されている。
新品同様じゃないっすか。
前回は〝メンインブラックの中でウィル・スミスがかけているような〟サングラス。
予算は30万ルピア(約3千円)。
しかもメイド・イン・ジャパン。
千円でお釣りの来るサングラスはいくらでもあるが、ほとんどは中国製。
日本製のサングラスなんてメガネ専門店にでも行かなきゃないだろ。
でも、予算内には収まらないだろな。
なんて思っていたら、偶然通った高速道路の鯖江パーキングエリアに売っていた。2980円。
鯖江はメガネフレームの生産量が日本一。
鯖江PAでは無料のメガネ洗浄サービスや、視力診断なんかもやっていた。
23日からの出張が決まってデニさんにメールした。
「24日の11:50にソロの空港に着く。便名はSQ11。迎えに来てくれ。」
5分後に彼から電話がかかってきた。
了解した。もうすぐ会えることが嬉しい。と、ひととおりの会話の後、今回のリクエストが告げられた。
『漢字の書かれた帽子』。予算30万ルピア。
バリのテガラランの問屋街には、よく〝禅〟と書かれたタペストリーのようなものが売られているが、あんな感じか・・・
彼のイメージとワタシの頭の中に浮かぶものは、はたして同じものなのだろーか・・・
だんだん難易度が上がっていく。