イベント
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おしゃべりなじかん
最近はいろんなところで〝手作り市〟が開かれています。
そこではまたいろんな作家さんが自分の作品を売っています。
木工品や陶器、革工芸、ガラス、書や画など、ホントーにさまざまです。
カミサンはそんな〝市〟に行くのが趣味ですが、「仕入先」を探すもの目的のひとつです。
今回のギャラリーはこれです。
陶器の作家さん、かわにしちさ さんの作品展です。
インディゴの釉薬を使った皿
これもインディゴのカップ
やさしい風合いのフリーカップ
〝市〟で「仕入先」を探すときのポイントは、まずワタシ達の趣味に合わなければなりません。
技術的に優れていても、目指す方向が違う場合もあります。
また、その逆にセンスはいいけど技術が伴わない作家さんもいます。
いずれも「仕入先」としては不適です。
かわにしさんは京都造形芸術大学を卒業し、栃木の益子製陶所に5年勤務したあと、岐阜県多治見市陶磁器意匠研究所で作陶しています。
んで、ご出身は富山。
その、富山のアートマーケットでかわにしさんの作品にめぐり会えました。
そして、もうひとつのポイントは価格帯。
どんなモノにも、「手の出しやすい価格」というものがあります。
安ければいい、というものでもありません。
クオリティと価格のバランス。
これが大事なのです。
写真の陶器はいずれも千円台のもの。
3千円くらいの値段をつけても売れるだろうけれど、値段設定を低くして回転を良くし、たくさん作品を作る。
多作は技術力のアップにつながる。
作品のクオリティが上がる、と言う訳です。
もうひとつ大切なのがオリジナリティ。
かわにしさんの〝得意技〟はこれです。
鳥や動物をモチーフにした、植物用の鉢や一輪挿しです。
この鉢にはあの植物を入れたらいいだろうな・・というような「想像する楽しさ」を与えてくれる力が、優れた作品にはあるのです。
かわにしさんの作品展「おしゃべりなじかん」は7月31日(土)まで。
写真に載ってない作品もたーくさんありますよー!