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初めて知った



今日、4月23日は統一地方選挙の投票日。

昨日まで各候補とも選挙戦を戦ってきました。お疲れさまでした。

わたしも日ごろお世話になっている議員の選挙カードライバーとして延べ1.5日間(半日×3)お手伝いをしました。

初めての経験でした。

私の運転する車には候補者とウグイス嬢ふたり、そして私を入れて計4名が乗ります。

ウグイス嬢が候補者の名前やスローガンを、マイクを通して連呼しながら走ります。

住宅街ではゆっくりと、生活道路や幹線道路では他の車の迷惑にならないよう通常のスピードで。

このスイッチの切り替えが、慣れるまではムズカしかったのです。

高速道路を長いこと走っているとそのスピードに慣れ、一般道に降りてから普通のスピードで走っているつもりでも結構速いスピードを出している、ってことありませんか?

その逆で、住宅街でアクセルを踏まずにゆっくり走っているとその感覚に慣れ、幹線道路に戻った時スピードを上げ通常走行しているつもりでもメーターを見ると30k/hくらいなのです。

メーターを見ながら、今何キロくらいで走っているか、バックミラーを見ながら後続車はいないか(道がある程度広いときはハザードランプを点滅させ先に行かせるのです)、もちろん安全にも気を配り走ります。


住宅街を走っていると、候補者の支持者の方が表に出てきて手を振ってくれます。

すると候補者はシートベルトを外し、ドアを開け、支持者のもとへ走ります。

かたい握手を交わしたあと、車に戻り、ドアを開け、シートに座ると再びシートベルトを締めるのです。

そんな動作を1日に何十回と繰り返します。

ある時、ウグイス嬢さんのひとりがこう言いました。

「選挙カーは候補者はシートベルトしなくてもいいらしいですよ。なんかそんな話を聞きました。」

候補者と私の反応は

「ホントかよ」

「それはないやろ」

「道路交通法ってのがあるし」

「シートベルトしないとピーピー鳴るし」

ウグイス嬢さんも「そんな話を聞いた」程度の情報だったので、その時はそれはやっぱりガセネタだろうという雰囲気で終わったのです。


それから1日明けて選挙戦6日目。

私は8時から14時まで選挙カーの運転です。

出発。

最初は気が付かなかったのですが、候補者がシートベルトを締めていない。

だから支持者のもとへ駆けつける動作もスムーズです。

「あれ?やっぱりシートベルトしなくてもいいんですか?」

と尋ねると

「そうなんですよ。ネットで調べたらしなくていいそうなんです」

とのこと。

へー!

私も気になって休憩時間に調べてみました。

すると…

『道路交通法施工令(第26条の3の2第1項第8号)公職選挙法の適用を受ける候補者や運動員が選挙カーを運転する場合、シートベルト着用の義務は無い』と書かれているそうです。

つまり選挙運動中であれば候補者だけではなく、ドライバーであってもシートベルト着用の義務はないのです。

『警告音ピーピー問題』はベルトをシートの後ろ側から回し、金属部分を装着することで解決しました。

60年も生きてきたのに知らないことはたくさんあるのです。

初めての経験の選挙カーのドライバー。

候補者とウグイス嬢さんの会話にも、へーそうなんだ、と思うことがあり、楽しい(皆さんは大変だったと思いますが)体験でした。

今夜の開票が楽しみです。


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