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昭和の文机
昨年、東京から移転してきた国立工芸館の近くに『いしかわ赤レンガミュージアム』と呼ばれる石川県立歴史博物館があります。
周辺は緑が多く、とても気持ちの良いロケーションです。

その赤レンガの建物、かつては陸軍の兵器庫で、戦後は金沢美大の校舎として使われていたとのこと。

外観は当時のまま、中はリノベーションされています。
館内には縄文時代から江戸時代、現代までの石川の歴史や民族が展示されています。
縄文時代なんどこでも同じじゃんと思うでしょ。
日本海側は大陸と近いこともあって思わず「ほほう!」と感心する展示があるのです。
そして江戸時代。
加賀百万石の頃になると一気に面白くなってきます。

お殿様がどこにいるかわかります

城下町の頃の犀川大橋から片町交差点までの通りの模型など、見ていて飽きさせません。
順路を追って見進めていくとだんだんと現代に近づいてきます。
そして私が興味を魅かれたのが『昭和の部屋』。

ここは靴を脱いで六畳間に上がることができるんですよ。
壁に掛けられたカレンダーは1964年。
そう、東京オリンピックの年です。
その時、私は5才でした。
部屋の中央にはちゃぶ台が置かれ、柱には振り子時計が掛けられています。

ハエが食べ物にたからないようにするものなんですよ。

テレビには昭和39年の東京オリンピックが映し出され、机の上のアルバムにはいかにも昭和の写真が貼られていて手が込んでいます。


そんな中で私の目が釘付けになったのが文机.
ああ、こんなの自分が子どもの頃にもあったよな。


これだ!
寸法を測って(休日にもメジャーを持っているのが家具屋の性です)、ここをもうちょっとこうしたほうがいいかな、なんて考えて。
作りました『昭和の文机』つばきやヴァージョン。




今日、完成品を店頭に並べました。
ナチュラルからダークブラウンまでお好きな色をご注文ください。
(写真のものはライトチーク)
W60×D38×H37cm (Hは30cmまで下げられます)
28000(30800)
いしかわ赤レンガミュージアム、順路の最後は祭礼体感シアター。
加賀、能登の祭りを3方向大画面のシアターで大迫力で体感できます。
カミサンは「ずっと見ていたい」と言ってました。
これだけ楽しめて300円は安い。
ぜひ訪れてみてください。