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椅子・ニューモデル



昨年10月にOPENした『粟田の小さなコーヒー屋』さん。

オーナーの裕子さんからお店で使う家具のご相談をいただきました。

その中で彼女が希望するのはアイアン脚のチェア。

そんなのできないでしょうか…

実は以前から作ってみようと思ってたんですよ!

どんな形にしようか悩んで、なかなか実現しなかったのです。

が、彼女の注文が背中を押してくれました。

脚はアイアンで、座面と背もたれは木で作ります。

あれこれ構造やデザインを考えて実物大の型紙を作りクルクル巻いてトランクに。

インドネシア出張に持って行きました。



最初の到着地はバリ。

アイアンの発注先はいつもの鉄工屋。

つばきやの金物(棚受けやトイレットペーパーホルダーetc..)を作っている10年来の取引先です。

型紙を広げあれこれ説明します。

鉄工屋の彼は英語が話せず、会話はインドネシア語。

しかし私のインドネシア語はおそらく幼稚園児並みなので彼がどこまで理解しているのか不安です。

一抹の不安を残しながらも打ち合わせは終了。

翌日バリを発ちジャワ島のソロへ。

ソロにはつばきやの家具のパーツを作っている工場があります。

ここで椅子の座面と背もたれの部分を発注。

素材はテーブルと同じマホガニー。

座面にはアクセントでローズウッドの〝契り〟を入れて。

背もたれはつばきや定番の椅子パドランチェアの背と同じものを発注。

こんな風に一つの商品のパーツを別々のところに発注するのはちょっとコワいものがあるのです。

どちらかの、あるいは私の小さな思い違いでウマく組み立てられないことがあるからなのです。

今回は不安だらけの出張です。

木工場との商談が終わり、再びバリに戻ります。

ワタシがジャワへ行っている3~4日の間に、鉄工屋は型紙をもとにサンプルを作ってくれています。

私の滞在しているホテルに出来上がったサンプルを持ってきた鉄工屋はどうだ!と言わんばかりに型紙の上に重ねます。

寸分の狂いもなく出来上がっています。

昔は数件の鉄工屋との取引がありましたが、今では彼一本です。

『粟田の小さなコーヒー屋』さんからの注文は8脚だったのですが輸送途中での破損など万が一のことを考え発注したのは10脚分。



鉄工屋と木工場に発注したのは5月。

待つこと3か月半。

8月末にそれぞれのパーツが日本に到着しました。

『粟田の小さなコーヒー屋』さんのOPEN日は10月1日。

9月半ばには納品したい。

失敗できないぞ~。。おそるおそる荷を開けてみるとサイズも角度もバッチリでした。

裕子さんのご希望でちょっと古い家具っぽくエイジング加工を施し、アンティーク感の出る塗料で仕上げ。

テーブル4台と椅子8脚を無事納品。

10月1日にOPENしました。

カワイイお店になりました。

珈琲が美味しい、落ち着くお店です。

パーツはどれも破損することなく10台分届いたので2脚はお店に並べました。

この椅子、つばきやの定番商品にしようと思います。

なので次回は追加発注しなくっちゃ。