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学習机で勉強をする。のか?
カミサンと結婚して、初めて住んだのは名古屋の1Kのアパートだった。
カミサンは東京からリュックひとつで越してきた。
家具も何もない部屋だった。
そのうちなにかテーブルのようなものを買ったのだと思うが記憶に無い。
最初の頃、段ボールの上で食事をしたのを憶えている。
家具屋がこんなことを言ってはいけないが、家具なんぞ無くても楽しかった。
それから5回引越しをして、今の家に落ち着いた。
だんだんと間取りが広くなり、モノが増えていった。
カミサンは片付け、整理整頓が苦手だ。
共用スペースこそワタシがうるさく言うので、何とか生活できるレベルになっているが(それでも他の家に比べたらスンゴイことになっている)、カミサンの部屋なんぞはむしろ皆に見せびらかしたいほどスゴイ。
〝散らかった部屋コンテスト〟なんてのがあったら、三位以内入賞は間違いない。
1Kのアパートから現在の7DKの家(広いだけの古い家です)になっても、その散らかる原因が自分ではなく収納スペースの問題だと信じている。
だから、 「ここにこんな棚があったら、ぜ~んぶ片付くんだけどなぁ」 などと、ときどき言う。
その要望のほとんどをかなえてやったのに、片付いたためしは無い・・
さて、ここからが本題です。
年末に近づいてくると、来年入学・進学する子どもたちのために、お父さんお母さん、あるいはオジイチャンオバアチャンが学習机の購入を考え始める。
入学・進学時でなくてもそろそろ3年だから、とか来年は高学年だから、という理由で子どもに専用の学習スペースを用意してあげようという気持ちになる。
我が家でもムスコが小学校2年の時、学習机と引き出しが5つあるチェストを作ってやった。
何いろがいい?と訊いたら「黄色と黒のシマシマ」と言われたが、さすがにそれは却下して適当な色に塗装した。
たぶんアレはシマジロウの影響だったのだろう。
12月の声を聞くとつばきやにも学習机を見に来られるお客様がいらっしゃる。
机の横にランドセルを掛けるフックをつけたり、塗装する前に引き出しの中に子どもの字で記念の一筆を書かせたり、学習机の制作はこちらも楽しい。
買う方も、もらう方も、作るほうも楽しい、なかなかスグレモノの商品です。
机のサイズ(2種類)、塗装色(7種類)、引き出しの取手(34種類)から迷いに迷って決定、おおまかな納期をお伝えする。
その時にお父さん(またはお母さん)がおっしゃる台詞が
『これで〇〇も勉強がはかどるね・・』
どこかで聞いた台詞です。
「ここにこんな棚があったらぜ~んぶ片付く」
というカミサンの台詞とかぶるのですよ。
そう、残念なことに〝学習机〟と〝学習意欲〟はセットではないのです。
ムスコに学習机を作ってやってから4年。
最初こそ自分の机を持てたことが嬉しかったのか、机の前に座っていた。
が、ここ2~3年はその学習机で宿題やら勉強をやったことがもしかしたらあるのかもしれないが、少なくともワタシは見たことがありません・・