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あぶない男



つばきやの男性スタッフ、フジタ。

宮崎県出身、独身32歳、彼女あり。

「フジタの得意技」

将来、自分でつばきやのような店を持ちたいと思っている。

真面目で、物覚えもよく、器用だ。

主に、ワタシと共に家具の組み立てや研磨、塗装などをしているが、接客をさせても上手い。

夕方の6時までつばきやで働いているが、将来の店のために夜は居酒屋でバイトをしている。

そこでの働きぶりもきっと良いのだろう、最近は店長の居ない時に代理のようなことをやっているらしい。

だが・・・

彼には、実は、アブナイ一面がある。

以前、ワタシと一緒に配達へ行った帰りのこと。

社内のラジオから、パチンコの景品交換所が襲われ2000万盗られた、というニュースが流れてきた。

それを聞いたフジタが小さくつぶやいた。

「・・・うまいことやりやがったな・・・」

先日、警備会社に強盗が入り、6億円が強奪されたというニュースは皆さんもご存知のことと思う。

そのことについて、フジタと妄想を膨らませた。

もし、6億盗ったのが、警察に自分(この場合、ワタシかフジタ)だと判明していてどうやって逃げるか。

当然、指名手配されている。

友人・知人・親戚のところへはすでに手配されているから行けない。

偽名を使ってホテル、旅館を泊まり歩くか。

指名手配されているので、それもリスクが高い。

まずは現ナマ6億を持って歩くのはしんどいのでどこかに隠す。

どこに隠すか。

どこかに埋める。

空き地はすぐに開発されてしまう。

そうだ、神社はどうだ、まず開発されることは無い。

それに、お参りを装って毎日チェックに行ける。

寝泊りはどうする。

アパートやマンションを借りるのも身分証、住民票、保証人を求められるから難しい。

ウィークリーマンションも同じだ。

不良外人がたまる〝コンテナ〟と呼ばれるところが日本全国に200ヶ所あるらしい。

盗難車を解体して、東南アジアやロシアに輸出するところらしい。

そこから車を現金で買って、その車で移動しながら暮らそうか。

車があれば6億も持ち歩ける。

しかし、おびえながら狭い車の中で暮らすくらいなら、普通の平穏な生活をしていた方が幸せだよな、という、なんとなく結論めいた話を私がしたとき、フジタはこう言った。

「強盗傷害の時効は7年ですから、7年ガマンすれば6億自由に使えるんなら・・自分、ガマンできます・・」

アブナイやつ。