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やっっっと、輸入許可
タイへ仕入れに行ったのが3月の末。
その時の荷物がバンコクの港を出たのが5月4日。
んで、金沢港に着いたのが5月21日。
バンコクから金沢港まで17日間。
5月21日に着いたコンテナの輸入許可が下りたのは7月15日。
日本に着いてから54日間!
何でこんなに時間がかかったかっつーと輸入に関する法律がちょっと変わったから。
今回の荷物には陶器の食器がたくさん入ってます。
食器は直接口に触れるものなので、有害な物質が含まれていないか「食品検査」というものをしなければなりません。
その、検査の方法が変わったのです。
昨年までは船便で送る食器と同じ釉薬を使った食器を航空便で送り、その未開封の国際郵便を検査機関に持ち込んで検査をしてもらっていました。
つまり、船便が着く前に食品検査だけは先にやっておいて(これは厚生労働省の管轄なのです)、貨物がついたらすぐに税関検査が出来るように、ということです。
この方法が取れなくなったのです。
コンテナが着いてから、実際の荷物の中からサンプリングして、それを検査して結果が出てから税関検査にまわるのです。
5月31日にサンプリングされたのは6種類の釉薬を用いた食器。
結果は・・
いずれも「適」。
さあ、やっと通関!!
と思ったら、そうは行かなかったのです・・
その後、管轄の大阪検疫所に食品検査申告書の訂正を求められること3回。
食器の安全性は確認されているのに、詳しく記すと長くなるのではしょりますが、些細なことを記入するように要求されたり・・・
検査機関の担当者も、普通はこんなことまで言われることはないんですがねえ・・、といってましたが・・
そんなことやってる間に1ヵ月後に到着した家具便が先に通関してしまいました。
家具を引き取りに行った時に見た、倉庫の奥に1ヶ月以上も閉じ込められてる食器たち・・
四角い段ボール箱がそれです。
おーい、元気かー!
3度目の申請書を出し終えて、日通の担当者さんから「食品検査通りました」と言われたときにはお互いに長~いため息が出ました。
「食品が終ったので、明日税関検査して、あさってには引き取れます」と言われてさっそくトラックの手配をしました。
ところが翌日・・
「・・税関検査、引っかかりました・・」
「!!」
ど、どーして・・
原因はコレ
マリオがマリファナ吸って目を充血させてるTシャツです。
マリファナが引っかかったんじゃありません。
「マリオ」です。
マリオの著作権を持っている任天堂の許可を得て作られたものかどうかと言う「著作権法違反」のウタガイです。
税関検査っていうのは適当に選んだ3箱の荷物を開封して、内容がパッキングリストと一致しているかどうかチェックするもの。
今回の荷物は全部で296箱。
その中の3箱からワリオが出てくるなんて・・
結局、ワリオも数枚だってことでお目こぼししてもらい、翌日輸入許可・・
そんなこんなで最後までイライラさせてくれた今回の荷物もやっっっっと引き取ることが出来ました。
食器もだいぶ店に並びました。
問題のワリオTシャツもあります。
のぞきに来て下さい・・