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こんなもん、どーすんの・・
もうすぐコンテナが1本到着するってんで店の横の在庫置き場を整理しました。
家具は倉庫へ、いるんだかいらないんだか、わからないものは思い切って処分。
あー、こんなものもあったのね、と言うものがどんどん出てくる。
これもそのひとつ。
ワタシが行く骨董市は3ヶ所。
北京の藩家園、バンコクのチャトウチャ、ソロのトゥリウィンドウ。
これを買ったのはソロのトゥリウィンドウ。
ソロのトゥリウィンドウは骨董市というよりもガラクタ市といったほうがいいのかもしれません。
価値がありそうだな、というのもあるけれど、こんなもんどーすんの、といったものまで売られているのです。
しかし、そこは古物の不思議なところ。
何が売れるのかわからない。
ワタシが「こんなもの売れないダロ」と思っていたものがよく売れたりする。 「古い鍵」
だから、とりあえず、変なものは買っておく・・
写真のものもそのひとつ。
なんですか?つーと、ドラムの脚です。
ドラムって、楽器のドラムです。脚だけ・・
こんなもん、誰が買うの?って思うでしょ。
たしかにそのとーり。
でもね、この「ドラムの脚」を買った店では、以前にも「こんなもん売れないだろ!」と思って買ったものが売れたのです。
古いブランコの座面、小さな船の碇、錆びた(乳牛の)採乳缶・・
ブランコは本立てに、採乳缶は傘立てに、とお客様はおっしゃってました。
〝見立て〟ですなあ・・
その感性には脱帽します。
だから、この「ドラムの脚」を見たときも、もしかしたら何かに使えるのかもしれないな、と思って買いました。
この、サビこすれた感じに魅かれて買ったのです。
ワタシが「何かに使えるかも」という発想を持っていたわけじゃありません。
ウチのお客様だったら・・と言う期待を持っていたのです。
でもねえ・・さすがにこれは・・
買わなきゃよかった・・
もう3年も置きっ放しです。
その、骨董屋のおやじの家の勝手口です。
ガラクタばかりですが、なんとなくいいなあ・・と思ってしまうのです。
イカンイカン・・これにダマされるのだなあ・・
ところで、「ドラムの脚」、誰か要りませんか?
差し上げます・・