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手漉楮紙三百枚
私がインドネシア仕入れに行く時、まず最初に入るのがバリ。
それでもって泊まるのは山の方のウブド。
そのウブドに biah-biah (ビアビア)と言うバリ料理のレストランがあります。
素朴なバリの家庭料理を供する店で、値段もとってもリーズナブル。
その「ビアビア」のオーナーは実は日本人で、齢60の華道の家元、坂田さん。
華道の家元でバリレストランのオーナー、というとイケイケのおじさんを想像しますが、そんなことはなくとても穏やかで控えめな人です。
その坂田さんのライフワークはバリのバナナ紙を使ったアート。
バナナ紙とはバナナの木の幹の繊維を漉いて作った紙。
実はつばきやでもバナナペーパーを売ってます。
つばきやのバナナペーパーはタイ産ですが・・
先日、個展のために日本に帰って来ていた坂田さんが石川に遊びに来ました。
つばきやのバナナペーパーを坂田さんに見せたりしているうちに坂田さん、こんなことを言いました。
「あ、そうだ。もう10年以上も前に友達からもらった漉紙があるんだけど、いりませんか?」
いるいる!というわけで、譲ってもらいました。
坂田さんの、横浜のご自宅から送られてきた漉紙です。
一包みみあるから送りますよ、そうですかありがとうございます、ってなやり取りで送ってもらったんですが300枚もあるとは思わなんだ!
写真ではわかりづらいですが、とても上質な紙です。
今年の夏はいろんな事情でタイ仕入れに行かなかったので、漉紙の新作も入荷しない予定でしたが、思いがけず手に入れることが出来ました。
坂田さんのHPはここ・・・ 坂田純