ブログ

BLOG

偽札



先日、倉庫の引越しをしました。

札束がでてきました。

 

DSCF7501

といっても、もちろん偽札です。

コレを買ったのはホーチミンの中華街、チョロンの仏具屋さん。
線香の束や黄色いろうそくなんかと一緒に売られていました。
中華の人がご先祖様を祭るときに燃やすものだそうです。
何のために燃やすのか、いろんな説があります。
ご先祖様があの世でもお金に困らないように、という願いを込めて燃やすのだとか、あの世の役人(鬼?)に渡す賄賂だとか・・
あの世にいってまでお金に振り回されるなんて、我々日本人にはちょっとしんどい発想ですね。

輸入をする時は、その品物の材質と品名を書いた書類を税関に提出しなければなりません。
この札束を輸入した当時、この商売を始めて間もなかったワタシは何と書いてよいのかわからず
『材質:紙』、『品名:偽札』と書きました。

税関に出す書類をチェックしていた日通の担当者の目がこの『偽札』の欄に止まると、
「!?」
というふうにのけぞりました。
「に、に、偽札ってなんですか?!」

輸入にはいろんな制約があって、輸入してはいけないもの、検査や許可を受けなければならないものが結構たくさんあるのです。
たとえば皮の部分の残った木は植物検疫法によって輸入が制限されています。
輸入するときはコンテナごと薫壌処理をしなければなりません。
通関を担当する彼らは〝通関士〟という国家資格を持っているのですが、その通関士の責任においてうっかり未処理のものを国内に入れてしまったときは「網走支店に飛ばされる覚悟」をするそうです。

だから、ビックリしますよね、『偽札』じゃ・・
当時の担当者のKさん、スイマセンでした・・

結局この偽札は『材質:紙 品名:玩具』で輸入しました。

在庫処分です。一束100円。