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漆塗りの膳と椀
時々、古民具などを仕入れる富山の古道具商に、以前から気になるものがありました。
お膳の上に、椀や皿がセットになった、アレですよ、時代劇で旅人が旅籠で飯を食べるときに使われるヤツ・・
女中さんが横に座って、ご飯をよそったりするヤツ・・
先日、やっと仕入れてきました。
下条村の山田竹松さんが作ったものなのか、山田竹松さんが注文主なのかわかりませんが、大正4年ですよ!90年以上昔のものです。
もちろん、漆塗り。
「弐十組」と書いてあります。この箱には5組入っていたので、同じような箱が4つあったんでしょうね・・
そのうちの、3番目の箱、という事でしょうか・・
椀や皿などの器は、ほぼきれいな状態で出てきましたが、中には割れやひびのあるものもあります。
膳はほとんどダメでした。
箱から出てきたのは5組10客の膳と、50個の椀や皿。
思ったよりたくさん入っていたのね・・・
これらはセットではなくバラで売ろうと思っていましたので、これだけたくさん入っていたのなら、けっこう安い価格で売れますよ・・
という事で、気になるお値段は・・
蓋つき椀 1,000円
椀 500~700円
汁椀 500円
皿 400~700円
どうだ!
欠けのあった汁椀を試しにふたつに割ってみました。
木目のきれいな木地が出てきました。