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49年前の手帳



ソロの骨董市は小さな個人店が何十軒も並ぶところ。

なるほど値打ちのありそうなものを扱う店もあれば、ガラクタばかりの店もある。

その「ガラクタばかりの店」のひとつに引っ張り込まれた。
なんか買っていっておくれよ、といつものオバサンに腕をつかまれ店内へ。
ここはいつも買うもん無いんだよな・・と思いながらも、ひとつくらいは買わなきゃ出られないな、と目を皿のようにして探していたら、こんなもんが見つかった。

 

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1959年の手帳。
49年前、ワタシの生まれた年です。

ダイアリー(日記)の部分は半分くらいで、あとは電報の打ち方や列車の路線図、時刻表、単位の早見表、企業の広告など。

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列車の時刻表を見ると、本数がとても少ない。
たとえば、現在のインドネシアの首都ジャカルタを出発する便は1日に2本しかない。

 

話はちょっと横道にそれるが、インドネシアでの私のドライバー君の父親は豊かな黒髪を結び、とても若々しい。
「お父さん、いくつ?」と訊いたら55から60の間くらいだと言う。
「?」自分の父親の年齢を知らないのか?と思ったら、そうではなかった。
彼の父親が生まれた頃、インドネシアにはまだ戸籍というものが無かったので、本当の年齢はわからない、という事らしい。
もちろん、皆自称の年齢は持っているが・・
そういう意味ではドライバー君はかなり客観的で正確な答えをしたのだ。

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添付されていたジャワの列車路線図                    外車の販売会社の広告

 

つまり、50~60年前のインドネシアは戸籍も整備されていない、そういうところだった。

その頃に、列車の時刻表や、メルセデスの広告の載った手帳を使っていたのは、どんな人だったのだろう・・

この手帳、売り物にしようかどうか悩んでいますが、店に出しています。
ご自由にご覧ください。