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手強い相手
ジョグジャカルタの郊外にあるヤクム・クラフト。
クリスチャンの団体が運営する手工芸品の工房です。

そこで作品を制作しているのは身体に障害を持つ人々。
4階建ての作業棟に約60人の職人さんたちが働いています。
20年前、6ヶ月間日本に滞在したことがあるというシスター・イヴァに案内され、各フロアを見学させてもらいました。
健常者に勝るとも劣らない仕事ぶりに感心させられました。
中でも、手の不自由な職人さんが足で見事に工具を操る様には驚かされました。

構難しい
結木製のパズル
その工房で作られている木製のパズルやフェルトでできた教育玩具はユネスコを通じて世界各国で販売されているそうです。
身障者の方が作ったから、というのではなく、商品そのものに魅力を感じたので仕入れてきました。
たくさんの種類の中から気に入ったものを選び、さて最後に値段の交渉です。

フェルト製のABCブック
英語力の貧しさを痛感します
いつもならシビアにディスカウントを要求するワタシですが、シスターの「あなた方の助けでこの施設を運営することができます」という言葉にワタシの矛先も鈍りました。
ワタシから代金を受け取る時に「主のご加護がありますように・・」と言ってニッコリ微笑んだシスター・イヴァ。
数ある私の取引先の中で最強のネゴシエーターかもしれません。
すべて手作りのパズルや玩具、種類も豊富に揃って店に並んでいます。

もちろん、価格もユネスコ価格より低く設定しています。
車輪と正方形の“荷物”が接していて列車を動かすと“荷物”がクルクルと回ります
1,200円(税込)~