バキさんのこだわり

BAKISAN NO KODAWARI

バキさんのこだわり



つばきや店主、バキさんこと椿山利行です。

それまで個人事業で営んでいた家具製造販売店を法人化した時に、従業員の人たちにくれぐれも社長と呼ばないでくれと頼みました。

社長以外だったらなんでもいいからと言ったら、それ以来の「バキさん」なのです。

一般的に高価な無垢材の家具を、誰もが手を出しやすい価格で提供できないか、そう考えていた20数年前に、大阪の貿易会社を通じてインドネシア製の家具と出会いました。

銘木を豊富に産する地域で作られた家具はおおらかで、魅力的でした。そして、素材のクオリティに比して価格が安い。

「マホガニー?マホガニーでこの価格なんですか?」

その会社の社長さんに最初に言った私の言葉です。

マホガニーはチーク、ウォルナットと共に世界3大銘木といわれている樹種なのです。

ただ、生活様式の違いからインドネシアで作られる家具は日本の家屋や生活とサイズ感が合いません。

例えばかの国では日本のように床に座って飲食をする習慣がありません。

〝座卓〟というものが無いのです。

そこで私は自らが家具のデザインをし、その図面を持ってマホガニーの産地、中部ジャワのセレナンという地区へ行きました。

当時は何軒もの工場に発注をしましたが、その中から取捨選択をし今ではふたつの工場が取引先です。

その工場へ家具の部品を発注し、自ら輸入し、日本国内で研磨・組み立て・塗装をして製品に仕上げます。

お客様は好みの色と仕上げで作られた銘木マホガニー製の家具を手に入れることができます。

そして20数年前に私が言った

「マホガニーなのにこの値段なんですか?」

という言葉を、今は私が聞くのです。