とりあえずの新商品

新しい家具が入荷してもうすぐ1カ月が経つっていうのに、オーダー家具の製作に追われ新商品がひとつも店頭に出ていません。

明後日からの出張の前になにか一つはお見せしたいな、と作ったのがコレ。

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以前、あるお客様がご自宅の小さなテーブルというのでしょうか、台とでもいうのでしょうか、それをお持ちになり天板を無垢板に替えてくれませんか、と言われました。

鉄の脚の上に載っている天板は化粧合板の周りにステンレスの縁取りをした、むか~しの感じがするやつです。

その天板を外し、マホガニーの無垢材を古材風に加工して取り付けてみるとあ~ら不思議、すごく雰囲気のある台に変身したではありませんか。

お客様もとても喜んでいらっしゃいましたが、ワタシも新商品のヒントにさせていただきました。

 

前回の出張で鉄工屋さんにそれと同じ脚を作ってもらい、その脚は塗装せず、裸の鉄に酢酸を塗っておくよう依頼しました。

コンテナに積まれ、ワタシの手元に来るまでの一ヶ月で鉄の脚は酢酸の作用で錆びます。

その錆をスチールウールとラッカーで落とし、シリコンスプレーで錆び止めをします。

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そして古木風に加工した天板を取り付けると出来上がり。

天板も何枚か作りましたので、お好きなやつをお選びください。

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W40×D30×H63

¥9800(税込)

着替え問題

GW中にコンテナが到着し、お客様からご注文いただいている家具をシャカリキに作り、気が付くと今週末から次の出張だって?

荷が着いてから次の出張までの間が一ヶ月。

この間にオーダーいただいた家具を作り、納品し、それとは別に新しくデザインした試作品のチェックをし、次の出張でオーダーする家具の図面を描く。

ホントのもう、昼メシ食べる時間ももったいないくらいです。

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T様のワイド200㎝のTVボード完了

納品は30日!ギリギリです

 

 

 

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リビングはお2階なので4つの部材に分けて階段を運びます

 

 

 

 

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小松のI様邸の新築工事現場にカップボードの設置

24日設置完了!

 

 

 

 

 

 

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ご子息たちが独立され、再びご主人との二人だけの生活になり、去年ご自宅をリフォームをされたY様のパソコンデスク。

20日納品完了!

 

 

ところで、そんなイソガシ事情もあって、出張の荷造りはいつも出発当日か前日。

15分で終わります。

出張や旅行の荷物って着替え(衣料)が多くを占めませんか?

でも、ワタシのスーツケースの中に着替えはほとんど無し。

最初に到着するバリのドライバー&FB友達のカデ君の家に預けてあるのです。

着替えのみならず文房具やファイル類、ビーサン、ランニングシューズ、海パン、水中メガネまでいろんなものをトランクに詰めて置いてある。

だから荷造り15分なのです。

 

 

ところが、この間、いつも定宿にしているソロのホテルのマネージャーにちょいと気になることを言われた。

「いいシャツですね!」

バンコクのサンデーマーケットで買ったそのシャツは細かい千鳥格子の模様が入ったオープンシャツでワタシも気に入ってるのだが、あのジャーマネ、趣味が合うなぁ・・

ん?でも待てよ。彼はたしか数年前にも同じシャツを見て、同じことを言った・・

このシャツを買ったのは10年ほど前。

カデ君の家に預けてある着替えはズボン2本、Tシャツ7~8枚、襟付きのシャツ4~5枚、その他 靴下や下着など。

1回の出張は約1週間なので、同じシャツを着用するのは1~2回。

年に3回の出張だから、同じシャツは年に3~5回くらいしか着ない。

だから全然傷まない。

だからず~っと同じものをカデ君の家に預けてある。

 

ホテルのスタッフも、取引先の人たちも 「トシは、いっっっつも同じものを着ている」 と、思っているのではなかろうか。

「いや、トシは同じシャツを10枚くらい持っているのだ」

「そんなバカな」

「だって、10年も同じシャツ着るわけないだろ」

てな会話が交わされていたのかもしれない・・

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ということで、今回はすこし着替えの入れ替えです。

行ってきます。

ハナ2号

ハナを送った斎場からの帰り路、シンタが訊いてきた。

「お父さん、次の犬 飼ってもいい?」

なぬ?もう?

長年連れ添った奥さんと死別したあと すぐに若い後妻をもらうようでやだな、と言うと、ゴサイってなに?と訊かれたが・・・

「お父さん!もらってやらないと処分されちゃうんだよ!」

よくよく話を聞いてみると、こういう事らしい。

捕獲された捨て犬や迷い犬が殺処分される前に引き取り、里親を探す 『石川ドッグレスキュー』 というボランティア団体がある。

そこで待機している犬を引き取りたいという。

ハナの死に触れて、命が失われることに敏感になっているのかもしれない。

もらってやらないと処分されちゃうんだよ。

大義名分ですよ、それは。

逆らえません。

実際にはボランティアの方が引き取っているので、処分されることはないが・・

 

しかし、処分される(と思っている)犬を救いたい一心の子どもと違い、大人には一抹の不安もある。

どんな犬かわからない。

子犬ではない、成犬なのだ。

そのことをカミさんに話すと

「お試し期間というのがあって、2週間預かって、それから返事をすればいいの。相性が悪いってこともあるし。」

ははあ~ん。

シンタのドッグレスキューの情報源はコイツだな・・

 

ドッグレスキューから犬を引き取るのにはいくつかの条件がある。

まず、家族全員の同意があること。

ワクチン接種、健康診断、フィラリア予防など基本的に必要なことの費用を負担すること。

犬を引き取る家庭が、犬を飼える環境にあるかどうか、etc…

 

 

5月9日。

ドッグレスキューのオオヤさんがその犬を連れてきた。

カミさんとシンタは前日に会っているが、ワタシとは初対面。

なんと・・・驚くほどハナとクリソツ!

さっきこの犬を見たフジタも

「マジ! うっそ~!」

と、30過ぎとは思えない表現で驚いていた。

はな

シンタは、「ハナの生まれかわりだ」と言い、カミさんは、ハナが引き合わせてくれたと言う。

ワタシは神がかり的なことは信じない性質だが、何かの縁なのでしょうなあ・・

〝スミレ〟という名前だが、新しい名前を付けてもいいそうなので〝ハナ〟にした。

今は「ハナ」と呼んでも耳をピクと動かすだけだが、そのうちに反応するようになるだろう。

捕獲され、処分場に何日か入れられていたので少々オドオドした感じがする。

思えば死んだハナも我が家に来たばかりのころはいろいろなことに敏感で、眠っている姿を見たことがなかった。

 

今朝はハナと初散歩。

推定5歳のハナは元気で、1時間、約6キロの散歩をぐいぐいとリードを引っ張りながら歩いた。

途中、公園でゲートボールの準備をするお年寄りたちを眺めながらベンチで一休み。

昨日は身体を触らせてくれなかったハナも、今朝は頭を撫でさせてくれた。

ムスコのGW

4月24日に我が家の犬、ハナが立てなくなった。

起き上がろうと足をバタバタ動かすのだが、うまくいかない。

手を添えて立たせてやっても左へ倒れてしまう。

眼球が小刻みに左右に往復している。

動物病院へ連れて行くと前庭疾患と診断された。

三半規管からの信号がうまく脳に伝わらないそうだ。

原因がわからず根本的な治療法もないそうだが、症状を緩和する注射を打ち、薬をもらった。

 

翌日、眼球の動きも治まり、なんとか自立でき、よたよたと歩けるようになったが1日のほとんどを寝て過ごすようになった。

薬も、最初は大好物のカステラの中に埋め込みだましだまし食べさせたが、そのうち食べ物も口にしなくなったので包丁で砕き、水に溶かし、化粧品用の注射器型のスポイトで飲ませた。

昼間はおじいちゃんおばあちゃんの家へ〝持って〟行き、夜はカミさんが抱いて寝た。

GWに入るともう動かすのが可哀そうになり我が家に置いておくことにした。

昼間はワタシもカミさんも仕事なのでムスコが看ている。

寝たきりなのだが、時々ネコのような奇妙な声を出す。

ムスコの観察によると水を飲みたいときか、寝返りをうちたいときか、便をしたいとき(何も食べていないのに二日に一度くらい少し出るのです)に声を出すらしい。

 

ムスコと本屋へ行き、何冊か本を買った。

「オレ、ゴールデンウィークはどこへも行かない。」

と宣言し、ハナの横で読書をすることに決めたそうだ。

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元気で、賢い犬だった。

林道を散歩している時にカモシカに遭遇すると、山の中を追いかけて走った。

2メートルくらいの垂直な崖を駆け上った。

有松の店では事務所と店の境に前足を置き、呼ばれるまで店に入ってくることはなかった。

ハナ、と呼ぶとトコトコと店に入ってきてお客様に愛想を振りまき、事務所の方向を指さすとまた元の位置に戻った。

 

思い返してみると愛情の薄い飼い主だった。

内灘の砂浜でリードを外し、思い切り走りまわらせていたとき、パラグライダー(というのかな?エンジンの付いてるやつです)の音と、空を飛ぶ姿を恐れ、どこかへ逃げてしまった。

2時間ほど探したが、あきらめて帰った。

それまでも2~3日〝出張〟することがあったのであまり心配はしなかった。

その日の夜、雨が降り出したので、あ、そうだ、ハナいまごろどうしてるんだろう、と気が付き、薄情だなオレは、と思ったものだ。

翌日、店の女の子たちが保健所で保護されているハナの写真をネットで見つけてくれた。

「ハナ、カメラ目線です~!」と、うけていた。

彼女たちは「ハナ、ひとりになると絶対人間の言葉、しゃべってますよ。」と言っていた。

 

 

本日未明、カミさんの腕の中でハナ 永眠しました。

ムスコは、収納いそびれているコタツにもぐって出てこない。

一枚板のテーブルトップ

1月に注文した家具が出来上がり、3月28日にジャワ島のスマラン港を出港した。

金沢港への到着は4月24日。

毎回、入荷は待ち焦がれていた品々が入ってくるので気分が高揚する。

中でも楽しみにしているのは、久々に仕入れた一枚板の天板2枚。

なかなか形の良いのに巡り会えないが、今回はいいのがめっかりました。

つばきやのFBページに、こんなの入りますよ、と写真を載せたら1週間もしないうちに2枚ともご予約を頂いた。

A様は205×70、厚さ4㎝の一枚板を座卓に、H様は210×85、厚さ5㎝の一枚板をダイニングテーブルに、とご希望を承った。

お二人とも新居を建築中。

 

ところで、家具を買われるお客様は新築やリフォーム、あるいはお部屋の模様替えなど、皆様プラスのイメージでお買い物をされる。

あの部屋にこんなテーブルが・・
新しいTVにはこんなTVボードが・
子どもがこの学習机で勉強して・・

お客様とお話をしていても先方の〝明るい希望〟が伝わってきて、こちらも明るい気持ちになる。

落ち込んだ時は家具を買おうなんて思わないもんね。

 

 

ところが・・

荷物をコンテナに積み込む予定日の前日、運送会社の女社長シスカからメールが来た。

『我々はこの二枚のテーブルトップを積み込むことはできません。なぜなら脚の付いていない一枚板はリスクを伴うからです。』

そうだ!思い出した。

一年ほど前から一枚板のテーブルトップは輸出が制限されていたんだっけ!

『税関はコンテナをスキャニングして、一枚板は法の下に輸出を禁止します。』

家具としての輸出はOKだが木材としての輸出はダメらしい。

その一枚板を買ったのは材木屋なので脚は別の家具工場に作らせた。

日本に到着してから組み立てるつもりだったけど輸出時に〝テーブルの形〟をしていないと認められないようだ。

 

結局、今回の輸入はあきらめ、向こうで組み立て、次回の輸送に回そうという事になった。

楽しみにしていた商品だけに残念!!

そして、A様、H様、すみません・・・

次の入荷は八月でございます。