最強の会話本2010年02月15日

いろんな国へ仕入れに行った時、本屋をのぞくのがタノシミです。

日本の漫画の吹き出しががその国の言葉で書かれていたり、料理本なんかは言葉が分からなくても楽しめます。

そしてついつい読んじゃうのが「会話本」。

東南アジアは日本語熱が高く、いろんな日本語の会話本が出版されています。

以前ベトナムで買ったのは「店員の会話」という本。

〝あなたは鶏肉を何キロ欲しいですか?〟なんて、ちょっと間抜けな会話がほほえましい本でした。

あの本、どうしたんだっけなあ・・

ベトナム料理の「ムサク」のマスターに、譲ってほしいといわれて譲ったような気がします・・
記憶がさだかでない・・

 

そんな、数ある会話本の中でも私が最強だと思ってるのがコレ。

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「男と女のタイ語会話術」

目次から拾うと「A.アプローチをかける」。
ナンパですな。

次に「B.相手をほめる
そして「C.相手を知る」「D.気持ちを伝える」と続く。

知り合った二人はやがて「第2章 デートの会話」へと進む。

そして「第3章 恋人同士の会話」へ・・

ここら辺からだんだんあやしくなっていく・・

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「A.親密になる」
「B.誘う」
「C.初めてのキス」
「D.LOVE&SEX」
〝恥ずかしがらないで〟
〝気持ちよくしてあげる〟
〝何もしないから〟
〝うそばっかり。何もしないわけないでしょ?〟
〝君がベッドの中でどんな感じか知りたいんだ〟
〝気持ちいい?〟
〝もっと奥まで!〟

なんて会話が続くのです。

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やがて二人は結婚して(「第4章 結婚の会話」)今度は浮気から「第5章 トラブルの会話」へと発展してゆく・・

〝浮気してない?〟
〝他に女がいたのね!〟
〝遊び人!〟
〝尻軽女!〟

という罵りあいから

〝ただの友達だよ〟
〝あの子とはなんでもないよ〟
〝俺のことが信じられないのか?〟
〝誤解させてゴメン〟

といった言い訳まで載ってます。

そして、ついに破局が・・
〝もう、私たち終わりにしましょう〟
〝もっといい人が見つかるよ〝
〝君はボクにはもったいない〟
〝あなたには愛想が尽きたわ〟
〝他に女はいくらでもいるさ〟
ああ、とうとう終わりなのか、と思ったら・・

〝私を見捨てないで〟
〝やり直せないの?〟
〝本当に別れていいのね〟
〝俺のこと好きだって言ってくれよ〟
何とかなるのかな・・?

そして
〝俺が悪かった〟
〝傷つけるつもりは無かった〟
〝本当にごめんよ〟
〝あなたのこと、本当に好きだって事に気づいた〟
〝お前の怒った顔もかわいいな〟
最後は丸く収まりました。

この本を書いたのは日本でタイ語学校を経営しているポンパン・レプナグさん。彼はこの本の「はじめに」でこう書いています。

「本書の会話にはとても生々しい表現の部分もあるので『え、こんな言葉まで載ってるの?』『主人が浮気相手に使うんじゃないの?』『教育上良く無いのでは』」と思われる方がいらっしゃるかもしれません。しかし私は、本当にこれらの会話を必要としておられる方にとって、他人には聞けずにいた表現方法を知らないことで、反対に問題が生じるケースもあるのではないかと考え、今回の出版に踏み切りました。」

う~む・・深い・・のかな??

バリ嫌いの息子2010年02月05日

来月は仕入れに行ってきます。

 

ひとりで・・


ムスコが保育園の頃までは、いつも家族で仕入れに行ってました。

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ムスコのパスポート。
生後3ヶ月から連れて行ってました。


 

 


しかし、小学校に上がると学校を休ませて連れて行くわけにも行かない・・ 
だから夏休みとか春休みとか、長い休みのときは連れて行ってやろうと思っていました。

ところが・・

昨年のことです。
「シンタ、来月は久しぶりにバリに行くぞ!みんなで!」
というワタシのウレシーダロ感たっぷりの問いかけにムスコはこう言いました。

「え~、またバリぃ・・」

 

そーなんです。彼はバリに行くのがイヤなんです。
バリが、というより外国に行くのがイヤなのです。

その時はもうチケットを取ってしまったので連れて行きました。

そして、バリ滞在中のある晩、彼はこう言いました。

「あと何日たったら日本に帰るの?」

「あと4日。」と言うと

「早く帰りたいよ~・・」
と言って泣くのです!

そんなにイヤだったのか!

 

考えてみると、思い当たる節はあります。

まず、幼い頃は飛行機の離着陸時に耳がキーンとなるやつ。アレです。
大人はつばを飲みこんだりして自分で対処するけど、子どもは出来ません。
いつも、泣きそうになりながら「あ~、う~」と言ってました。
(「口を大きく開けてあ~って言うと直るよ」と教えたので・・)
彼はいつも搭乗前になると小さな肩をガックリ落としてました。

 

それともうひとつの理由は、仕入が目的なので観光をしなかったことでしょうか・・

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通関のために、仕入れた商品を写真にとっておくのですが、それにたまたま写ってたムスコです。

つまらなそうに、店のおじさんがくれたミネラルウォーターを飲んでいます。

 

 

 

いつも親の仕入れに付き合わされて、楽しい思い出が無いのかもしれない。
忙しい時は、私のドライバーをしてくれているカデ君の家に預けたり・・

カデ君にはムスコよりひとつ年上の女の子がいて、3歳ころまでは仲良く、楽しそうに遊んでいたのに、言葉をしゃべるようになるとお互いに意思の疎通が出来なくなり、昔のような楽しさは無くなったようです。

 

こんなことを言われたこともありました。

「お父さん、もう外国行かんとこ・・」

「でもさ、お父さん外国行かないと仕事にならないんだよ」

「だったら、仕事替えようよ・・」

そんなにイヤだったのか!

 

だから、最近の仕入れはひとりです・・

 

タイやベトナム、インドネシアの人たちはとても息子のことをかわいがってくれました。
もう何年も会ってないのに今でもシンチャンはどうしてる、と訊かれます。

 

その「シンチャン」という名前も、彼らの関心を引く要因のひとつでした。

当時、特にインドネシアではクレヨンしんちゃんが大流行していました。

だから息子の名前が「シンチャン」だというと、あのしんちゃんと同じか!と反応されたものです。

あるレストランでウェートレスに息子の名前を訊かれ、シンチャンだ、というと厨房のコックさんまで息子を見に来たことがありました。

たとえばワタシが子どもの頃の日本に、ポパイという名前のアメリカ人が来たようなものなんでしょう・・

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先月届いた、ソロの骨董市で買ったものが入っている段ボール箱。

宛名は「ジャパン シンチャン」になってます。

 

 

 

 

 

ムスコがこんなにイヤがってるなんて、バリの人達が知ったらショックだろうなあ・・

『あるはれたひに』2010年01月07日

『あらしのよるに』と言う童話があります。
映画にもなり、TVで放映されたこともあるので、ご存知の方も多いと思います。
羊のメイと狼のガブの、本来は食う者と食われる者との不思議な心の交流を描いた物語です。

その『あらしのよるに』の作者、木村裕一さんが「きむら式童話のつくり方」と言う本を書いています。そこで『あらしのよるに』の中の一場面、『あるはれたひに』についてこんなことを述べています。

 

『例えばボクは、食用ガエルとイナゴが苦手だ。イナゴを食べる人って、けっこう平気で食べている。ボクは食べられない。食用ガエルは、食べたことはあるんだけど、なんとなくイメージが悪くて、その後は食べられない。でもなぜか、カタツムリは食べられた。
人間と言うのはたぶん、たくさんの食材がある中で、これは食べ物だと小さい頃から概念付けられているものは簡単に食べられるんだけど、食べるものの概念の中に入っていないものはなかなか食べられない。
日本人は普通、犬の肉は食べない。なぜかというと、日本人の脳の中では犬の概念はペットだからだ。ところが中国へ行くと、犬は食べ物だから、全然問題なくスーパーで売っている。この間オーストラリアへ行ったら、豚をペットにして飼っていた。地球上の動物は、生まれ育った環境によって、異なる概念で区分されていて、食べられたり、食べられなかったりする。
そういった概念に、我々は、自由なようで実はたくさん縛られているんじゃないだろうか。』

 

いろんな国に行くといろんな食べ物に会います。( 「酒のつまみ」 「コブラ食堂」

先日、ジャワの食堂でパダン料理を食べました。
パダンというのはスマトラ島のある地域なのですが、インドネシアの有名コックさんは皆パダン出身だ、と言われるほど料理が美味しいことで知られています。
そして特徴的なのがその料理の供し方。

DSCF7882 席に座ると注文もしないのに次から次に料理が運ばれてきます。
肉や魚、野菜料理、卵料理、豆etc・・

おい、こんなに食えないぜ!

 

でも、ビビることなかれ。

手をつけた皿の分だけ、料金を払えばいいのです。

 

左の帽子男はドライバーのデニさん

その、パダン料理の中にフツーに出てくるのがコレ・・
写真左下の、小さな塊がふたつ載ってるヤツ。

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山羊の脳ミソです。
食べてみると、なかなかウマイものですが、最初は恐る恐る食べる私の様子を見てドライバーのデニさんが「日本人は食べないのか」と、ちょっと得意そうな表情。
パダン料理のご馳走、山羊の目玉や牛の脳ミソも食べないと言うと彼はニヤリと笑うのです。

ちょっと悔しい・・
何とか形勢を逆転したい。
道すがら〝sate kuda〟という看板を出している屋台ががありました。〝馬の串焼き〟です。
うまいのか?と彼に訊くと「食べたこと無い」って言ってました。
そーか、ウマ食ったこと無いのか・・

「でもさ、日本人は馬をサシミで食うんだぜ。」

彼の頭の中ではウマの生き造りの絵でも浮かんだのかもしれません。とっても驚いていました。

それから「サシミ用の馬は特別に育てられているのだ」とか、「サシミ用の馬肉は100グラム10万ルピアもするのだ」といった得意げなワタシの話がしばらく続いたのです・・

クリスマス前のプレゼント2009年12月21日

10月の終わりに仕入れに行きました。

注文、制作、海上輸送、通関が予定通りに進めば12月初旬には新しい荷が届きます。

そこで、クリスマス前に来店されたお客様にプレゼントしよう、と思って買ったのがコレ。DSCF7841

小さな木彫りのサンタのオーナメントです。

オーナメントというよりも、置物にした方がかわいいのかな、と思って写真のものには付いている金色の紐はつけないで作って、って頼みました。
玄関に小さなサンタがちょこっとお出迎え・・なんていいでしょ。

 

家具などのすべての商品が出来上がるのが11月16日の予定でした。
でも、どの工場もきちっと16日に納品、なんてことはまずありえません。
案の定、積み込みの3日前船会社からこんなメールが届きました。

「〇〇(家具工場)が70パーセントの商品しか出来上がっていない。我々は積み込みをするべきか、それともそれを待つべきか判断してください」

やっぱりな・・それくらいは想定内だぜ・・積み込みは1週間ずらしました。

ところが、結局翌週も積み込みができずその翌週に・・
更にもう1週遅れて、結局金沢港に到着するのは12月28日になってしまいました・・

あのやろう、あれほど16日って念を押したのに・・あいつ、「わかった、大丈夫」って言ったのに・・

今度あったときはどうしてやろうか、と思うのだけれども、2~3ヶ月経って、またその家具工場へ行く頃は怒りが薄れちゃうんだよね・・
すまなそうな顔で「ゴメン・・」って謝れると「まったくもう、今度はちゃんとやってよ!」というくらいで終わっちゃうんです・・

 

ということで、クリスマス前にお客様に配ろうと思ってた木彫りのサンタさんたち、ただいま海の上です・・
来年配ります・・

悪いニュース2009年12月10日

昨日、ジャワの運送会社の女社長 シスカからメールが届きました。

「ところで、悪いニュースがあります・・」

 

ウチの人気商品のひとつに彫刻入りの古いベンチがあります。
30~40年前に作られたものを リペアしたものです。
ひとつひとつデザインもサイズも異なります。
そのベンチの座面に合わせてクッションマットを作ります。

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クッションマットの中材は〝ダクロン〟という合成綿で、天然綿の5倍の吸汗放湿性を持ち、いつまでも座面のサラサラ感を保つのです。

 

このクッションマットをオーダーする工場も、何軒か渡り歩き今の工場に落ち着きました。
取引を始めたころは子どものいない若い夫婦が経営していました。
そのうちの男の子が生まれました。
工場も次第に大きくなり、従業員も増えました。
バントゥルという地区に新しい家を建てるというので、建築中の家を見せてもらいました。
嬉しそうに間取りを説明する彼らの顔は希望に輝いていました。
家が完成した翌年、ジャワ地震でその家は全壊しました。
住居と工場をジョグジャの空港のそばに移転し、再起を図り頑張っていました。

「しょうがない、また頑張るだけさ」

と、明るく笑う若い主人の人柄も、長年取引をするようになった要因かもしれません。

今年の11月に訪れたときは2番目の子どもを出産した翌日でした。
商談は病院の中で(!)行いました。

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シスカからのメールはその夫婦と連絡が取れなくなった、というものでした。

私が頼んだクッションマットが期日に届かないので電話をしてみたが、家も、工場も、携帯もつながらない、3回人を行かせてみたがいずれのときも誰もいなかった、というものでした。

どういう事なのか、詳しい事はまだわかりません。

経営がうまくいかなくなって、夜逃げをしたのかもしれません。

シスカはメールの中で「彼らには失望した。プロフェッショナルじゃない。」と憤ってましたが、もし倒産して姿をくらましたのだとすると、小さな子どもを抱えて逃げる彼らのことを思うと、不憫でなりません・・

それとも「ゴメンゴメン、実は〇〇という事情でさ・・」と、次回訪問したときにすまなそうな顔を見せてくれるのでしょうか・・
そうであることを望みます。

オジサングルメ隊2009年11月06日

昨日仕入れから帰って来ました。

今回泊まった宿のそばに、こんなところに?という場所にあるイカン・バカール(焼き魚)のレストランを発見。それも、でっかいプール(生簀)を持った立派なヤツなんです・・

さっそくバリ在住のⅠさん(62)、日本とバリ半々のSさん(60)、ワタシ(50)のオジサングルメ隊で突撃してきました。

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表通りからはいった細い道。

この道の突き当たりにそのレストランはあります。
その先は田んぼなので、通りすがりの客はいません。
ワタシは散歩の途中で見つけましたが・・

 

 

 

朝、開店の準備をしている女性に「何時から?」と訊くと「10時から」とのこと。
「夜来るよ」と言うと6時閉店とのこと。

6時閉店?
なんとも中途半端な時間です。

Ⅰさんにその話をしたら
「あ、そりゃ電気がきてないんだな、きっと」
なるほどね。

というわけで、3時半に集合。
電気がきてないってことはチビたいビールもないってことだな、と言う訳でまずはビールを買ってから突撃!

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結構立派でしょ。

でも、客は我々一組だけでした。

 

 



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生簀は3つあります。
3つ目はただいま工事中。
ここは釣堀になり、釣った魚を料理してくれます。

それにしてもデカイ・・

 

 


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これはLELEと呼ばれるナマズの生簀。

ナマズって淡白で結構ウマイんですよ。

 

 



店に入って、早速料理を注文。
魚だけじゃなく、鶏やアヒル、野菜料理もあります。
ん、ビールもあるではないの?
そういえば、オーナーの奥さんらしきご夫人が奥でパソコンをたたいてる。
電気、きてるじゃないの。何で6時閉店?
不思議です・・

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とりあえずは、〝店のビール〟を注文。

2本目からは〝持ち込みビール〟・・

Ⅰさん(右)はバリ在住約20年。

Sさん(左)はお花の家元です。

 

 

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さあ、やってきました。

皆、昼メシ抜いてるのでペコペコです・・

 

 

 


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「グラミ」という淡水魚に、スパイシーなタレをつけた焼いた料理。

35000ルピア(約350円)

 

 

 


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「グラミ」の焼いたヤツ、ナマズを揚げたヤツ、アヒルの焼いたヤツと、揚げたヤツ、野菜をスパイシーに炒めたヤツ、テンペという大豆の発酵食品のトマト炒め、ナシゴレン(炒飯)とご飯・・

オジサンたちにしては多すぎるのでは・・

 



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と、思ったら

完食です。

そう、美味かったのですよ・・

 

 

 


これに、ビール3本が付いて約1500円。
お得です。

 

後でわかったことですが、ここのオーナーはワタシが以前使った事のあるカーゴ屋(運送屋)の社長。
2代目社長で道楽者だったから、このレストランも道楽なのかもしれない。

よし、「美味くて安いレストラン」で紹介しよう、と思ってチラシみたいなやつをもらったのですが・・

忘れてしまいました!!すみませぬ・・

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