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ビオトープ
中古の住宅を買ってそこに引っ越したと言ったら、チェンマイの陶器屋ワサナセラミックの社長、ソムサックが古い大きな鉢をプレゼントしてくれた。
店の玄関の前に置いて水を張り、そこにレンガを敷いて睡蓮を入れたバケツを置いた。
夏になればピンク色のきれいな花が開く。
ところがしばらくするとボーフラが湧いた。
ペットショップに行って一番安いメダカを10匹買って鉢に放した。
ものの10分でボーフラは全滅した。
この鉢は直径80cm、高さ60cmほどで、くびれがある。
どこかに亀裂があるらしく1日に5センチくらい水面が下がるので、しょっちゅうホースで水を補充しなければならない。
だが、補充しないと水が無くなってしまうわけではない。
鉢の底から30センチくらいのところ、ちょうど半分くらいの場所で水の減少はピタリと止まる。
そこいら辺に亀裂があるのだろう。
メダカを放した初めのころは気まぐれにエサをやったが、冬になり水面が凍るとエサもやれなくなるので、そのまま放ったらかしになった。
水の補充もしないので水量は半分になった。
春が来て、水を入れ、睡蓮の土を入れ替えるとメダカさんたちは生きていた。
あれから6年。
あれ以来メダカさんたちにエサをやったことはありませんが、最初の10匹の子孫が毎年元気に泳いでいます。
ソムサックにもらった鉢はビオトープになりました。