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ベンチの天板が・・・
つばきやの人気商品、一枚板のベンチ。
実はベンチ以外のモノに加工されることが結構あるのです。
一枚板の無垢材、そして〝耳付き〟(樹木の自然な曲線を残したもの)ということで、 〝カウンター〟の材料としてお求めになるお客様が多いのです。
作業場の裏で追乾燥させているベンチ天板と脚。
常時50枚くらいの板があります。
昨年10月に完成したO様邸の、トイレの洗面カウンター。
ベンチの天板をカットしたものです。
天板右端の、枝をカットした部分にはチェーンソーのゴツゴツとした切り跡を残しています。
このO様邸の内見会をご覧になったお客様から、同様の洗面カウンターのご注文を2件いただきました。
3月に完成するM様邸の、これもトイレの洗面カウンター。
ただいま研摩中。
変則に切り込んだ中央部にはシンクがはめ込まれるそうです。
天板には脚をはめ込むことができるようにホゾと呼ばれる穴があけられています。
M様邸のカウンターはわざと上下をひっくり返して木を埋め込んだホゾ穴を見せています。
「もともとはベンチになるはずだった板をカウンターにした」 という物語を楽しみたいというO様のご希望です。
なかなか洒落てます。
そして、カウンター用の材に次いで多いのが看板としての需要です。
上の写真の板(茶色く塗装してあるもの)も外部用の塗料を塗り、乾燥させているところです。
ある飲食店様の看板になる予定です。
看板用には屈曲の大きいものが好まれるようです。
丸太をスライスした板。
それに4本の脚を付けたシンプルなつばきやのベンチ。
なるほど、ベンチ以外にもいろいろな使い道があるモノです。