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一枚板のテーブルトップ
1月に注文した家具が出来上がり、3月28日にジャワ島のスマラン港を出港した。
金沢港への到着は4月24日。
毎回、入荷は待ち焦がれていた品々が入ってくるので気分が高揚する。
中でも楽しみにしているのは、久々に仕入れた一枚板の天板2枚。
なかなか形の良いのに巡り会えないが、今回はいいのがめっかりました。
つばきやのFBページに、こんなの入りますよ、と写真を載せたら1週間もしないうちに2枚ともご予約を頂いた。
A様は205×70、厚さ4㎝の一枚板を座卓に、H様は210×85、厚さ5㎝の一枚板をダイニングテーブルに、とご希望を承った。
お二人とも新居を建築中。
ところで、家具を買われるお客様は新築やリフォーム、あるいはお部屋の模様替えなど、皆様プラスのイメージでお買い物をされる。
あの部屋にこんなテーブルが・・
新しいTVにはこんなTVボードが・
子どもがこの学習机で勉強して・・
お客様とお話をしていても先方の〝明るい希望〟が伝わってきて、こちらも明るい気持ちになる。
落ち込んだ時は家具を買おうなんて思わないもんね。
ところが・・
荷物をコンテナに積み込む予定日の前日、運送会社の女社長シスカからメールが来た。
『我々はこの二枚のテーブルトップを積み込むことはできません。なぜなら脚の付いていない一枚板はリスクを伴うからです。』
そうだ!思い出した。
一年ほど前から一枚板のテーブルトップは輸出が制限されていたんだっけ!
『税関はコンテナをスキャニングして、一枚板は法の下に輸出を禁止します。』
家具としての輸出はOKだが木材としての輸出はダメらしい。
その一枚板を買ったのは材木屋なので脚は別の家具工場に作らせた。
日本に到着してから組み立てるつもりだったけど輸出時に〝テーブルの形〟をしていないと認められないようだ。
結局、今回の輸入はあきらめ、向こうで組み立て、次回の輸送に回そうという事になった。
楽しみにしていた商品だけに残念!!
そして、A様、H様、すみません・・・
次の入荷は八月でございます。