蹄鉄留め2009年04月26日
私がこの商売を始めたのは平成9年の3月ですから、もう12年前のことです。
当時はアジア各国から輸入した雑貨や家具と〝ミリタリー〟を売ってました。
その頃はファッションとしてのミリタリーが流行ってたんです。
迷彩柄のパンツやカーキ色のコートなど今でもミリタリーっぽい衣料は健在ですが、当時、私の店で扱っていたものはヨーロッパの軍で実際に使われていたもの。
といっても、戦闘に使われていたものじゃなくて、訓練用だったり、事務服だったり、通信用のカバンだったりといったもの。USEDも新品もありました。
仕入先は静岡の輸入会社、M社。
浜松にあるその会社の倉庫までよく仕入れに行ったものですが、よくぞこんなものまで、というものが大きな倉庫に所狭しと積まれていました。
その後、自分で仕入れた(輸入した)物だけを販売する、というスタイルに変えていったので、M社との取引は無くなりましたが、先日ふと思い出し、10年ぶりにTELしました。
当時、担当していただいたSさんもご在籍。ヨカッタヨカッタ!
ココは面白い掘り出し物があるんですよ!!
たとえばコレ・・
スイス軍が使っていた馬の蹄鉄を留める釘です。
こんなもんなにすんのー、と思うでしょ。
コレはアレですよ、壁や柱にコンコン打ちつけるとオシャレなフックになるんです。
玄関の壁にコンコンすればコート掛けや帽子掛け、脱衣所の柱にコンコンすればタオル掛けです。
スイス軍の倉庫から出てきたデッドストック。
未使用品ですが1940年製造(69年前!)です。
釘のヘッドの部分にはスイス軍の十字マークが刻印されています。
とりあえず100本仕入れたんですが、いずれ無くなっちゃうもんだしもうちょっと買っとこうかな・・
1本100円!
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髭剃り2009年03月18日
古びた真鍮の小箱。
サイズは小さなデジカメくらい。
箱の正面の小さなでっぱりを押すとふたが開き、これまた真鍮製のひげそりがせり上がってきます。
ところで、〝ひげそり〟といったら、オッサンくさいと言われました。
シェーバーと言うんだそうです。
ケッ!
内側にはもともと紫のビロードが貼ってありましたが、ところどころ擦り切れて、色もはげていてちょっとみすぼらしい・・
ということで、ビロードを剥がし、黒のなめし革に替えました。
持ち手のつまみを回すとヘッドの部分がはずれ、市販のカミソリの刃がセットできます。
わざわざ真鍮製の箱に入れられた髭剃り、旅行用品だったのでしょうか・・
6千円
ところでベストのことをチョッキという人、スプーンのことをサジという人、手ぇ挙げてー。
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船舶時計2009年03月09日
ジャワ島、ソロの骨董市で見つけました。
MARUZEN
TOKYO JAPAN
って書いてあります。
骨董屋の女主人は船舶用の時計だといってました。
揺れる船の中では置時計は使えず、上から吊り下げるのだそうです。
おそらく日本の船に設置されていたのでしょう、鍵穴には「開」「閉」と漢字文字が記されていました。
このソロの街はジャワの内陸部で、港はありません。
この時計、どんないきさつでこの骨董屋までやってきたのでしょうか。
やっぱり、船乗りが使っていたんでしょうか、それとも兵隊さんだったのかも・・
ワタシの想像癖の虫が騒ぎます。
数十年ぶりに日本に帰ってきたこの時計、トーゼン動きません。
もしかして直るかも、という淡い期待を抱いて分解してみたものの、何のためにこの部品があるの?コレは何?・・というものばかり・・完全にお手上げです。
そういえば子供の頃、いろんなものを分解して、それがとても楽しかったのを思い出しました。
「分解」は男の性(さが)なんでしょーネ。
結局、古い部品は全部取り出して、電子式のムーブメントに取り替えることにしました。
ムーブメントを取り替えると、針を取り付ける部分のサイズが変わるので、針も取り替えなければならない。そして、この時計のサイズに会う針が無いので既成の針を切って、削りだして・・
うむむ・・・できるかな・・?
あ、そうだ!
時々家具の製作を手伝ってくれる澤山さんがいた。
澤山さんは、以前つばきやのギャラリーでやった「冬のプレゼント展」で、テルミンやお猿の電話を出品した人。とても器用な人です。
澤山さんのブログはここ 澤山工作所
という訳で、澤山さんによって新しい命を吹き込まれた船舶時計です。
クォーツのムーブメントを内蔵した船舶時計。
正確に時を刻みます。
11800円
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漆塗りの膳と椀2009年01月06日
時々、古民具などを仕入れる富山の古道具商に、以前から気になるものがありました。
お膳の上に、椀や皿がセットになった、アレですよ、時代劇で旅人が旅籠で飯を食べるときに使われるヤツ・・
女中さんが横に座って、ご飯をよそったりするヤツ・・
先日、やっと仕入れてきました。
下条村の山田竹松さんが作ったものなのか、山田竹松さんが注文主なのかわかりませんが、大正4年ですよ!90年以上昔のものです。
もちろん、漆塗り。
「弐十組」と書いてあります。この箱には5組入っていたので、同じような箱が4つあったんでしょうね・・
そのうちの、3番目の箱、という事でしょうか・・
椀や皿などの器は、ほぼきれいな状態で出てきましたが、中には割れやひびのあるものもあります。
膳はほとんどダメでした。
箱から出てきたのは5組10客の膳と、50個の椀や皿。
思ったよりたくさん入っていたのね・・・
これらはセットではなくバラで売ろうと思っていましたので、これだけたくさん入っていたのなら、けっこう安い価格で売れますよ・・
という事で、気になるお値段は・・
蓋つき椀 1,000円
椀 500~700円
汁椀 500円
皿 400~700円
どうだ!
欠けのあった汁椀を試しにふたつに割ってみました。
木目のきれいな木地が出てきました。
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ガラクタ市場、一時移転です2008年10月22日
先日、ジャワへ行ってきました。
例によってガラクタ市場の〝パサール・トゥリウィンドゥ〟へ顔を出してきましたが、改築のために一時移転をしていました。
以前、トゥリウィンドゥへの行き方を載せたので、あらためて移転先への行き方をご紹介します。
出発地は前回と同じホテル、「ノボテル・ソロ」。
ホテルの門を出たらちょっとデコボコした歩道の上を右方向へ出発!
100メートルほど歩くと広ーい道路と交差するので、横断歩道を渡って・・
向かいの広い歩道に出たら、右方向へ・・
途中に「バティック博物館」の看板があります。
「北京」という中国製のバイクのディーラーの看板が見えてきたらもうすぐ・・
この大きな樹まで来たら、すぐ左側にある門をくぐって下さい。
門には〝パサール・トゥリウィンドゥ(PASAR TRIWINDU)〟の横断幕があります。
門を入ると広場のようになっていて、「アレッ?」と思いますが、目指すガラクタ市場は奥に見える建物の向こう側です。
ホテルから歩いても7~8分。
ホテル前に待機しているべチャ(人力タクシー)に乗って「トゥリウィンドゥ!」と言えばアッという間に連れて行ってくれますが・・
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古物?2008年09月07日
うちの店に大きなドラがある。
インテリアのように壁に飾ってあるけれど、叩けばゴァ~ンと音の響く立派なドラである。
ドラなんて誰が買うの?って思うけど・・
それが、けっこう需要があるのだ。
主に飲食店ですね。
富山のモツ焼き屋さん、浅田屋さんのやってるビアガーデン、近江町のそばのエスニック料理屋さんなどなど・・
お客様が入ってくるとゴァ~ンとやるらしい。
ところが、今ウチにあるドラにはゴァ~ンとやるための「バチ」が無い。
だから、インテリアになっちゃってる。
先日、ジャワの骨董市に行った時ソレを思い出してバチはないかと探してみた。
あった。
新品。
ドラが古いモンなので、バチも古いほうがいいよな、と思って「古いヤツある?」って訊いてみたら、こう言われた。
「自分でやれ・・」
「?」
ど、どうやって・・
どうやら、土に埋めとくと古っぽくなるらしい。
やってみようじゃありませんか。
花壇の中に埋めてみようじゃありませんか。
どんな風になるのだろうか・・
掘り出したときにご報告します。
